『えほん思考』を読んでの感想

読んだ本紹介

こんにちは。甘味です。

本が好き、と長年自覚しているのですが、初めて本を手にとったのはいつの日だろう?

多くの方は、「絵本」との出会いが最初ではないでしょうか?

私のおぼろげな記憶では、最初に物語に触れたのは父の読み聞かせでした。

物心つく前から子供部屋のベッドで就寝していた私。

寝る前には父に『おひさま』(読み聞かせ雑誌:小学館)を寝る前に読み聞かせしてもらっていた記憶がおぼろげながらあります。

大人になると意識しないと手元に本は現れませんが、子どもは家庭以外でも幼稚園、学校など多くの場所で自然と本に触れています。

子どもを楽しませるのは大人を楽しませる以上に大変なことです。

大人はいつしかご都合主義で自分を楽しませる力を持ってしまいますから。

子どもが楽しめる「絵本」には、多くの場合大人たちが関わっています。

読み聞かせをしたり、買い与えたりと大人の目を通らず子供の目に触れることはまずありません。

そんな子どもも大人も惹きつける「絵本」から思考・発想を学ぼうという本書の紹介です。

あなたにおすすめ

・大人が読みたい絵本を探している方

・久しぶりに童心に返ってみたい方

・いろんな成功体験を聞いてみたい方

本の紹介

『えほん思考』

菊池良 著

出版 晶文社

218ページ

1,700円(税別)

あらすじ

イノベーションは絵本に学べ

ベストセラー『もしそば』の菊池良が案内する、大人のための絵本の世界。古今東西の名作絵本から、暮らしを豊かに、ビジネスを楽しくする26の思考術・発想法を抽出。大事なことはぜんぶ絵本にかいてある!

ハイライト

月にはアポロ計画の宇宙飛行士の立てた星条旗が未だに立っています。しかしそれは紫外線にさらされ、真っ白になっているそうです。まるで人生の可能性を示しているかのように。

本文より引用 p37

絵本『夢にめざめる世界』から著者は実現困難なことを考えることこそが、飛躍的な進歩につながると記しています。

ここで実例が挙げられているのがアポロ計画。

誰もが不可能だと考えていたことに挑戦したからこそ、夢を実現することができたのです。

まさに「ブレイクスルー」の考え方そのものです。

擬人化の魔法がかけられると、人は優しくなってしまうのです。

本文より引用 p85

絵本『どうぶつしんぶん』より著者はキャラクター化することによって人は愛着を持つ、ということを語っています。

配膳ロボットに猫耳を足したら?ロボットのおぼつかない配膳もがんばれと応援したくなってしまうのが人というもの。

私の家にはお掃除ロボットがいるのですが、はじめに名前をつけてね、といわれます。

マロマロという名前でよく帰ってくるといろんなところで引っかかっていたりするのですが、今日も頑張っていたんだなと思うと許せちゃいますよね。

入り口で引っかかっているマロマロを優しく今日もお家(充電ステーション)に返してあげるのでした。

この本を読み終わって

あらためて「絵本」には魅力がたくさんあるんだなと感じました。

実は最近久しぶりに絵本を買ったんです。

恥ずかしながら全力で(ひとりで!)読み聞かせしてみるととてもテンポが良く、最後まで楽しむことができました。

絵本は「絵」と「文章」だけでなく「音」で楽しむことがでるものだと再認識しました。

ぜひ皆さんも久しぶりに「絵本」を手に取ってみてください。

ワクワクしますよ!

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